ローカル業者を利用する際に注意したいこと【家具編】

ローカル業者を利用する際に注意したいこと【家具編】

注意したいことの結論は【ローカルに依頼する場合は納入時の検品が必須】です!

大前提として内装施工における日系とローカル業者の違いは「コスト」と「品質」です。
ご想像の通り、日系はコストが高い分品質も高く、ローカルは安い分品質が悪いことがよくあります。ここでいう「品質」はこちらの希望通りの商品が納品されるかどうかです(寸法、建て付け、色、仕上げなど)。

出店を計画し内装施工を行う際、
・テーブルやイスなどの家具類
・厨房や空調などの設備
に関して、依頼した施工業者に調達をお任せするか、自分たちで調達を行うかの判断が必要になります。

自己調達する理由はコストダウンと特殊性ですので、
家具類は、コストダウンを目的に直接ローカルの家具屋さんを利用するケースがよくあります。
厨房設備は、例えば製麺機などの特殊な機器は国外から輸入したり、冷蔵庫や板金類などは国内の中古市場で調達することがあります。
空調設備は、基本的に自己調達することはありませんがより安価な業者へ分離発注するケースなどはあります(分離発注はトラブルもあります)。

今回は家具類をローカル業者へ依頼する際に注意したいことをご案内します。
まずホーチミン市内で家具屋が密集しているエリアはこの辺りです。※2箇所

おすすめは5区の方のエリアです。家具屋の通りの近隣には板金や金属什器のお店も多くあるため、探索すると楽しいです。
まずは適当に目ぼしい家具屋に入り目的の商品の相場を確認し、希望の材質や素材があるか確認します。
相場は、
四角テーブル(60cm*60cm*75cm)で50万ドン前後
イス(40cm*45cm*45cm)で30万ドン前後ほどだと思います。
素材は家具屋によって取り扱いが若干異なるため根気強く探します。

購入の際は「値段」と「保証期間」の確認を必ず行います。
・たくさん買うから割引きしてほしい
・運搬費を無料にしてほしい など。
保証期間は通常1年です。
購入決定後は、購入代金の一部をデポジットとして支払い、サンプルを1つ作ってもらい後日写真か現地で直接確認を行います。問題がなければそのまま希望数量を製作してもらいます。
数量によりますがテーブルイスなどはおおよそ1週間くらいで納品されます。

その後配送業者が指定住所まで配送しますが、大切なのはここです。
届いたら面倒ですがすべての家具を検品します。
特にテーブル・イスでよくあるのは、
【接合部の接着が弱い】→いずれ脚が取れそう
【脚裏の成形やゴムが平らでなく置くとグラつく】→これが一番多い
これを怠って残金を支払うと後で文句を行っても後の祭り。色々な言い訳をしてきてまともに対応しないことがあります。
テーブルがグラつくので業者に修理を依頼した際に言われて一番ムカついたのはお前の店の床が悪い。です。そんな回答ある?

すべての業者がそういうわけでないでしょうが、まともな業者に出会うまではトライ&エラーしていくしかありません。

>ベトナム語の通訳、出店、進出のご相談はWiLLCREATE<ウィルクリエイト>へ

ベトナム語の通訳、出店、進出のご相談はWiLLCREATE<ウィルクリエイト>へ

ベトナム語の通訳・翻訳、店舗出店、各種お手続き、ベトナム企業のM&A、業務・資本提携まで、お客さまのご相談に柔軟に対応いたします。
まずはお問い合わせください。

CTR IMG