ボランティア活動を通じて繋がる日本とベトナムの国際交流

きっかけ

ベトナムで暮らしはじめ生活に慣れてくると、ふと、この国に何か恩返しができないか?と感じる方は多いようです。

私自身も2015年4月にベトナムに来てから最初の1,2ヶ月は新たに仕事を始めること、生活に慣れることに一生懸命でしたが、ある時にふと「仕事以外に何かベトナムに役に立てることはないか」と考えるようになりました。
また、仕事をしているとスタッフやお客さまとしてベトナム人の方々と関わる機会はありますが、もっとベトナムや人を理解するために広くたくさんの現地の方々と交流を持ちたいと考えるようにもなりました。
そこで思いついたのがボランティア活動への参加でした。社会活動であればいろんな人たちに会えるだろうと考えました。ただ調べてみてもなかなか見つからない。日本語で調べられる情報には限界がありました。だったらもう自分で始めてしまおうと思い至り、ボランティアグループを立ち上げたのが2015年8月です。

ボランティアの内容は色々とありますが、活動を開始するにあたり大切にしたことは以下です。
・国籍、年齢、所得などに関係なく広くたくさんの人たちが自由に参加できる
・金銭援助や物資提供などを主な活動にしない
・定期的かつ継続的に活動ができる内容にする
そうして至った結論は「ごみ拾い」でした。

日本人には馴染みがあり、誰でも参加できて道具もわずかで資金も要らず、気軽に長く続けられるだろうと考えました。

2015年創設のボランティアグループ

そうしてスタートした「日越交流&社会人ボランティア」
現在では活動してから9年目を迎え、2024年には10年目に入ります。
清掃活動を中心にした活動は毎週日曜日朝8時から、現在は市内3カ所の公園をローテーションで開催しており、現在までに述べ300回以上の活動を行い、参加者の数は5000名近くに上っています。

毎週の定期活動以外にも不定期ですが、
・沿岸地域の海岸清掃活動
・フリーマーケットへの参加と収益金の寄付
・病人や生活困窮者へ食料品や物資の配給
・干ばつによる水不足に悩む地域へ水の配給
・老人ホームや孤児院へ交流と物資の寄付
・中部高原地域に住む少数民族の方々へのチャリティ活動
などの活動を行ってきました。

ボランティア活動を継続する理由

人として一番大切なものは「感謝の気持ち」だと思っています。
「感謝」が人間の根底にあり、そこから「謙虚さ」や「思いやり」の芽が育まれるのだろうと考えています。我々外国人はベトナムからすれば短期的な訪問者であり滞在者です。ですから外国人としてベトナムへの感謝の気持ちは忘れてはいけないと思いますが、聖人でもない限り「ありがとう」と毎日感じる生活を送ることは容易ではありません。どうしても日々の生活やストレスで忘れてしまいがちなことです。だったら自分自身に対して感謝を思い出させるような定期的な活動・習慣を作ることで感謝の気持ちを持続できるようにしようと考えました。

活動をしていれば参加者の方から「どうしてこの活動をしているんですか?」と聞かれ理由を話すことで目的を再確認し、活動中に現地の方たちからも「ありがとう」と声をかけられ「いえいえ、こちらこそありがとう」と返すことで、自分自身に理由と目的を思い出させているわけです。

ボランティアというと社会に貢献するという高尚な考えがあると思われがちですが、あくまで個人的な理由が活動の動機です。
いまではたくさんの方が活動に参加してくれ交流を楽しみにしてくれている方も多いため、日曜日の早起きは自らに鞭を打ち継続しています。笑

お問い合わせ先

興味のある方はどなたでもお気軽に自由にご参加いただけます。
参加にあたっては予約なし、持ち物なしで結構です。
当日集合場所にお集まりください。

毎週の活動報告や開催の告知はfacebook上で行なっています。
詳細は以下のfacebookグループページをご覧ください。

日越交流&社会人ボランティア🇯🇵🇻🇳
(TÌNH NGUYỆN Nhật Bản&Việt Nam)
https://www.facebook.com/groups/354525728032626/

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